カテゴリ:生活や行事の様子
身近な生き物との関わり

カテゴリ:生活や行事の様子 身近な生き物との関わり

梅雨に入りました。

 

年長組はいろいろな生き物を大切に育てています。モンシロチョウ、アゲハチョウ、ツマグロヒョウモン等の幼虫、ヤゴ、メダカの赤ちゃんなどをみんなで世話しています。

ビオラの花についていたツマグロヒョウモンのサナギ

何匹いるでしょうか

サナギが何とも神秘的‼金色の模様がきれいです。どんなチョウチョになるのか楽しみです。

 

大切に育てていたアゲハのサナギからチョウチョが生まれましたが・・・・。

羽がうまく開きません。よく見てみると羽に穴が開いています。でもよちよち歩いたり羽をパタパタさせたりしています。

日頃から白衣と眼鏡を身に付け研究員になって図鑑を見たり考えたりしているこどもたち。この日も「研究所ごっこしよう」とアゲハの飼育ケースの前に集まってきました。

先生「研究員さん、この子、羽がうまく開かないんですが、どうしたらいいでしょうか」

A児(研究員)「そうですね・・・。お腹がすいているのかも」と虫眼鏡で観察します。

       「これは、大きい病院で診てもらった方がいいかもしれません」

先生「チョウチョを見てくれる病院はどこかわかりますか?」

B児「私、この前、耳のお医者さんいったよ」先生「そうだね。それは耳鼻科だね」

C児「動物病院かな」先生「チョウチョは動物なのかな」C児{違うか・・・」といった会話をしているうちに

A児が「入院できます」とオレンジ色の画用紙を筒状に丸めたものを持ってきました。これは何だろう?と思ってい見ていると、筒の中にたくさんのビオラの花びらが入っていました。

A児「ここに入院させます」

D児「そうだ、この子が淋しくならないようにお友達を作ってあげよう」と紙にアゲハチョウの絵を描き、丁寧に色を塗って切り取ります。近くにいたこどもたちも思い思いに絵を描きアゲハチョウのお友達を作ってあげます。

初めは飼育ケース上の方に貼っていたのですが、「ここだと見えないかもしれない」と羽が開かないチョウチョの近くに貼り直します。「これなら淋しくないね」

現実と空想の世界が入り混じっているこの年齢のこどもたち。原因がわからない病気や大きい怪我の場合は「入院」  や「大きい病院」が必要だとわかっています。でも実際に用意したのは自分で考えた紙を筒状に丸めたベッドでした。でも中にはチョウチョに必要だと思われる花びらが入っています。

淋しくないようにお友達を作ってあげようというのもこどもの発想からでてきたものです。そして、このチョウチョの気持ちになり、見えるような位置に紙で作ったチョウを貼り直しています。相手の気持ちになって考えたひと場面だとも言えます。

・・・幼児教育は正解を教えるのではなくこどもたちが興味をもったことを自分の生活と重ね合わせながら自分で考えて行動することが大切です。幼児の探究は一つのことを深めていくことよりもそこから波及してくる様々なことを取り込みながら多方面に広がっていくのかも知れません。もちろん、ひとつのことに関心をもちじっくりと考えを深めていく場合もあるでしょう。今回、ことの発端は、「羽が開かないチョウ、どうして?」だったのですが、そのことを調べるというよりも「チョウの気持ちになって」思考を巡らせ自分なりに行動を起こすことに繋がっていきました。・・・・・

 

公開日:2026年06月20日 12:21:11
更新日:2026年06月22日 11:39:06